大衆割烹?「大樽」の前は相変わらずの人だかり。まあ、どこでもさくらは見られるからね。さくらに背を向けて呑んじゃ悪いということもない。
むかし、といってもはるかむかし(大昔というべきか)上野の夜桜見物に行って、不忍池に浮かぶ弁天島の弁財天の一郭で窓の外に見える一本のさくらを見て、寒いからというのですぐ窓閉めて、夜桜酒の方を楽しんだのを思い出した。連れて行ってくれた先輩の友人はもう死んでしまった。一緒に行った5人の友人のうちの一人も死んだ。
5枚目の写真は東横線(電気がついている)を撮ったつもりだが、いわなきゃわかんないよね。
願わくば桜の下にて春死なん その如月の望月のころ(西行法師)
仏道に通じなくても、ほんとに桜が好きならこの気持ちわかるよね。まして少し歳取ってくれば。
たしかにさくらは不思議な花だ。
と思う。