青山の路地に「
RAT HOLE」という変わった名前のギャラリーがあり、ちゃんと、ねずみの穴(hole)がしつらえてある。穴をのぞくとねずみがいる。
ところが、特殊用語だが「rat hole」というれっきとした英語があり、これは石油井戸の掘削管を継ぎ足すための管を収納しておくための穴を言うらしい。まあ、それはそれでいいんだが、rat holeを「rat hall」と誤記する人もいて、そうなると「ねずみ広間」か「ねずみ会館」かということになってくる。
まあ、和製英語ならどっちでも同じか。
で、わたしも「RAT HOUSE」 というのをタイトルにした。本人にも意味不明だ。
くだらない話から始まったが、じつはLEE FRIEDLANDERの「桜狩 Cherry Brossom Time in Japan」をみにいったのだ。
なにしろ1977年に初めて日本の桜に触れ、その後79年、81年、84年にも来日、日本全国の桜を追ったというんだから,どうしても一見しなきゃナと思ったしだい。
で、その結果はというと、ピンと来ないなという感じ。
源氏物語や谷崎潤一郎の作品をあらかじめ読んでから撮ったのだそうだが、そのせいか外人が日本的らしいと考える夾雑物が多すぎ。つまりジャポニズムなのかな。自分自身で桜に迫ってない感じ。
理策の真っ白(マッチロ)なさくらに到底及ばないと思った。正直ホッとした。