キラー通り ワタリウム周辺
キラー通りとはなんとも物騒な名称だが、外苑西通りの青山通りから北側の神宮前3丁目辺りまでの俗称らしい。ところが地元ではこの名称がなぜか気に入って?いるらしく、「キラー通り商店会」の幟が並んでいる。いわゆる原宿、青山からは離れているが最寄り駅は外苑前で、青山化が進むかも。名称の由来は諸説あるようだが、沿道のお店が長続きしないからというのが一番説得力がある。
ここに独特な美術館ワタリウムがある。
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4月20日まで開かれている「流しの写真家、渡辺克巳写真展1965-2005」をみにいった。
新宿のトルコ嬢やゲイバーのママさんはいうに及ばず、地回りのヤクザや流しのギター引きまで顧客にして、3枚200円のポートレートを売りつけて、生計を立てていたその生き様の凄まじさはひとまずおいて、写されたポートレートの奥深さは鬼海弘雄の王たちを髣髴させる。細江英公がアラーキーを引き合いに出して、「荒木の”東京”なんて、あれはあまりに安易でコマーシャルフォトのあどかし流です」とへんな言い回しで渡辺の写真を賞賛していた。渡辺の写真を見た多木浩二は「世界を作るんじゃなくて、向こうの世界がこっちにやってきた」と1974年にすでにいっていたらしい。
by aizak3 | 2008-02-15 12:25 | 盛場2/渋谷/池袋
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