鶴見線沿線 きまま散歩3  浅野駅周辺
浅野駅はJR鶴見線本線一帯の地域(浅野町、南渡田町、大川町、扇町など)の埋め立て造成を主導した浅野総一郎の名にちなんだ浅野町にある駅。
浅野総一郎は富山氷見の出身、明治4年、24歳で上京、御茶ノ水で裸一貫の「水売り」から出発、コークス、コールタールの廃物利用で儲け、明治17年に官営深川セメント製造所を好条件で払い下げられ、浅野セメント(その後日本セメント、現太平洋セメント)を設立。これをきっかけに、浅野造船所(後の日本鋼管、現JFE)など多数の会社設立。第一次大戦の特需で浅野財閥を築いた。
鶴見の埋め立ては工業振興のための用地確保をめざし、明治41年、渋沢栄一、安田善次郎の協力を得て、鶴見埋め立て組合を設立したのが始まり。
大正3年には「鶴見埋築株式会社」(現東亜建設)を設立、鶴見線の前身「鶴見臨港鉄道」も設立し、「浅野駅」に名を残すほか、終点の「扇町」の地名も、浅野家の家紋の扇にちなむものだそうだ。


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駅のプラットホームから
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同じ
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同じ
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鶴見線本線
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鶴見線支線(海芝浦支線)
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はじめの花(花壇?)は浅野駅構内にあるもの。
浅野駅は海芝浦支線の分岐駅。芝浦とは東芝のこと。終点の海芝浦駅は東芝関係者以外降りられないというユニークな駅。線路沿いの道路も途中(新芝浦駅)でゲートがあり立ち入り禁止になる。だが、浅野駅のすぐ傍はJFE、その先はオカムラ家具、中は入れないがここまでの道路は通行自由。
by aizak3 | 2007-11-08 11:02 | 京浜地区
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