秋から冬 石神井公園Ⅳ 現在
時が流れる。
情報と金融が流れる。
人間は溶ける。鉛の兵隊が戦争する・・・オ~イッ!
なんだい?

ああ、オレは写真もさっぱり上達しないんだなぁ。。。
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写真新世紀(都写美、CANON主催)にいってきた。なにしろ若い写真家の登竜門だし、どんな写真が時代の寵児に選ばれるのかは、写真界がわからない爺にも興味があるからな。
で、今年の特徴はディスプレイが多彩になったこと。なにも写真を四角な額縁に納めることないもんな。それはいいんだが、写真自体の表現形式は?っていうと、なんか見たことあるなぁってのが正直な感想。ではつぎ、表現されている内容(いいたいこと)はっていうと、これが「新世紀」なのか??!!。総じてデジタルなバーチャル世代の印象がした。
ここから仮に超バーチャルなCM世界の寵児が出ても世界(の精神)は豊かにも、革新されも、しないぞ。NHKで本城直季のジオラマ風の写真世界をやってた(放映してた)が、表現の独創性がCM世界には向くかもしれないが、世界(の本質)についての人間の認識を一変させるだろうか。写真についても文学的評価が基準になるのが問題なのだ、とホンマタカシがいったらしいが、そのこと自体は正しい。写真家が文学者の付属物じゃ悲しいからな。だが、現在流行を気にしたらしい「傾向と対策」の「写真家」たちよ。世界から絶縁されたカタチでの自分の肉体や身の回りのモノには真実のクオリアはないぞ。現実の事象から絶縁した肉やモノから世界にせまるには仏性か神性が必要じゃないのか。晩酌がすぎた感想だった。が、晩酌がさめてきた。もう一杯やり直そうっと。
by aizak3 | 2006-12-01 21:10 | 石神井公園周辺
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