熱中症頭 13
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古い写真が真昼の夜中か夜中の真昼かわからなくなった。



★一昨日、上野の森に「地中海4000年ものがり」(ルーブル美術館展)を見に行ってきた。
地中海を巡るギリシャ・ローマ・フェニキヤ(レバノン)人のカルタゴ・トルコの最盛期の勢力圏の地図を見るだけでも楽しい。古代の戦では勢力下におく他民族の神様を研究して、それを自民族の神様化したり、あるいは支配下に置いてしまうというところも面白い。

熱中してみているうちにもともと悪い足の筋が強張ったが、極論すると、古代地中海文明の豊かさはキリストが生まれてからはルネッサンスが始まるまでは灯の消えたように消滅したのがわかる。

ヨーロッパに文明が復活するのはルネッサンス以後で、ルネッサンスの唐突さがわかる。
しかもそれは古代とは異なる自然観察の豊かさに裏付けられていたのだからその唐突さ・革命性に驚く。
(といっても、感性と表現が爆発したルネッサンスに至る間にキリスト教に圧迫されながら、人類の自然観察に基づく叡智は静かに地下で深められていたのだ。そうでなければ突然ガリレオやケプラーやニュートンが出現してくるわけがない)
近代に入っての地中海をめぐる「グランドツアー」による地中海の再発見も「ヨーロッパ」とはなにかというヒントになった。

翻って現代において、ギリシャ、イタリヤ、スペイン、トルコ、イスラエルが問題国家になっていることも「むむむ」となる。



見に行く時間のない人はこちらで概要をどうぞ。多分地中海交流の歴史を見に行きたくなるだろう。
http://louvre2013.jp/highlight.html
by aizak3 | 2013-08-02 11:40
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