新宿西口の残雪のある風景はこれで終る。
西口は淀橋浄水場の跡地で、発足から言えば人影まばらな地区に戦後、完全に人工的な副都心計画で建設された都市だったのだがだんだん人影も増えて、いまでは老朽化さえしてくるとなんだか味わいが出てきた。
といっても、もはや半世紀以上経ったのだから当然といえば当然なのだが。。
超高層人工都市はいまでは有明、汐留め、品川、天王洲、大崎などあるが、オフィスと遊興施設が併存しているところは新宿西口が一番だ(というより、他にはまだないといってもいいくらいだ。天王洲アイルの高層ビルに囲まれた広場で昼に派遣だかどうだか知らないが、人別カードを首から掛けた多勢のサラリーマンがコーヒー片手にハンバーガーを齧っているのを見たとき、わたしは途轍もない人間疎外都市の出現を感じて衝撃を受けた。まさに、人型ロボットが「労働力」を再生産している現場のようだった)
他の再開発都市が人工都市臭いのに対し、西口は、人工都市だったなんてことはもう思い出せないくらいだ。
くすんできてますます発展を続ける都市の面白さが何度も足を運ばせる原因だろうか。
東京も今晩からまた、雪だという。木曜日も雪らしい。雪が消えないうちにまた雪。
暖冬予報は完全に訂正された。なんでもインド洋の海面温度が上がりすぎて、偏西風の流れが変わって、北極の寒気が日本付近まで降りてくるからだという。
北極海の結氷率はかつてないほど少なくて、凍らない冷水面が寒気を強めているのだとも云う。なにがなんだかわからないが、ともかく晴れても寒い冬が続くらしい。
暖房費払えなくなりそう。