この三枚、神田駅南口至近の風景だが、こう組み合わせてみるとなんだかワケがわからなくなる。
もとより、こういう組合せのためにこの風景が存在していたわけではないのだから、組み合わせた方に責任があるのだが。。。
神田ってなんだ?なんだかんだの大明神さま、氏子の街が変になっていますよ!と御注進したくなる。
国語辞典で神田を引くと、駿河台下の本屋と学生街のイメージと神田川を渡った外神田の秋葉原のイメージで街を説明しているものが多いらしい。ということは、神田駅南口の鍛冶町や内神田は「神田」の典型イメージではないのだ。だから、神田駅周辺は少しくらい変でも構わないのか。
一枚目は大きなパチンコ屋らしい。はっきり云えば富裕層ではないサラリーマンが忙しげに行き交う街で、だれが新式パチンコを操るのだろと思ってしまう。ひるまパチンコする暇なんてないし、夜は疲れて立ち飲みでうちに帰るだけのはずだ。
二枚目は南口のすぐそばの通り。神田駅の高架下を安さで席捲する「江戸っ子寿司」の看板を撮ったら、それより大きく「MABOOL」という大きな広告が写っていた。音楽音痴の私にはさっぱりだが、それよりここでこんなアルバム売れるのか?
三枚目は駅の高架下のパチンコ屋の壁に置いてあるビリケンさん。ビリケンさんはアメリカ生まれで大阪育ちと思っていたが、神田っ子のお守りにもなったのか?
難癖つけてもわからないのである。
つらつら考えた末にたどり着いた結論は、「神田っ子」の町は、戦後「神田区」が「麹町区」と合併して、「千代田区」となったときに消えたのではないか?