この三枚、それそれ全然別の場所の都心の風景だが、いままで仲間が見つからなくて孤独なフォルダー暮らしを続けていた。
ネタ切れのためにフォルダーを掻き回していて、やっと仲間が見つかった。
一枚目は南青山の青山墓地に近い場所だったような気がするが正確なことは忘れてしまった。ここだけ空地になって、再開発を待っていた。なんだか油絵の具で描いたような風景だと思った。
二枚目は取り壊し寸前の旧フランス大使館の公開日に大使館内の窓から覗いた南麻布の風景。
三枚目は六本木のたしか外苑通りに面した空地を囲んでいた塀の隙間から覗いた風景。
いずれも、いまどうなっているかは知らない。街撮り散歩の中で偶然見つけたもので、共通項は穴覗きというところか。
どうも隙間があるとつい覗くという卑しい根性が染み付いているようで、怪しいやつと訴えられかねない。監視カメラがぐっと増えた現在では気を付けなくてはならない。
覗くこと自体が興味を引いただけで、べつに何を撮ろうとしたわけでもない。