はた(他人)から見ればバカバカしい写真に見えるだろうが、一枚目のスワンボートの光景はわたしの中ではずっと気になっていた写真だった。露出やピントに欠点があってもすっと気になっていた。
それでどうにか、この写真を落ち着くべきところに落ち着かせたくなって、四枚にしてみた。
それで落ち着いたかどうかは、さらに判らなくなったが、いまはまあこんなトコかなという感じだ。
それはこのスワンボートの光景に、勝手な思い込みがあるためだが、私にとってスワンは、白鳥(ゼウス)とレダの物語と分かちがたく結びついているためだし、
また右側に写っているローボートが、これまた、私の中では勝手に、冥界に妻を取り戻しに行くオルフェウス(オルフェ)の物語と分かちがたく結びついているからだ。
ただし、オルフェウスの話には池もボートも出てこない。私の脳が勝手に結び付けているだけなのだが、それは妻を連れ戻す黄泉の坂の途中で思わず後ろの妻を振り返ってしまったために、救出に失敗したオルフェウスが以後、絶望のあまり女嫌いになってしまって、女たちの怒りを買い、八つ裂きにされて池に投げ込まれたオルフェの死という別の物語と脳内では混然一体となって記憶されてしまっているからだ。
これまた、勝手な思い込みというほかないものだが、記憶というものは、ある光景を見ると勝手に呼び戻されるものだから仕方がない。
そういう勝手な思い込み写真に、なにを並べてみても、ますますワケがわからなくなるものだが、仕方がない。
まっとうな他人様からくだらね~といわれても仕方がない。
これはこの写真を弔うための(落ち着かせるための)お経みたいなものだ。閑人だからできる遊びだ。
(四枚とも原画を正方形に直し、カラーはモノクロ化した。これも遊びだ)
白鳥とレダの物語 レダは卵を産む↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%80%E3%81%A8%E7%99%BD%E9%B3%A5
冥界に向ったオルフェの物語↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%9A%E3%82%A6%E3%82%B9
池水が出てくるオルフェの死を描いた絵画↓
http://art.pro.tok2.com/Greek/Orpheus/Orpheus.htm