塩釜市域に入って新浜を撮った後、出来るだけ海岸沿いの道を走って、海辺に出られそうな交差点があればどこでも曲がってみることを繰り返していたら、北浜で仙石線をくぐったところにこの造船所があった。
角の空地にクルマを止めて、立ち入ると造船所には誰れもおらず、造船所の敷地内は泥濘状態で、その先の海側にはガレキが堆積していた。
造船所の外壁は青いブリキで覆われていたと思われるが、一階部分は剥がされていた。
クレーンの走行用レールの土台も中央で膨れ上がり、レールもそれに合わせて湾曲させられていた。
もはや使い物になる状態ではない。
建屋の中も片付いてはいたが、荒れ果ててガランとしていた。
何しろ泥濘化しているので、普通の靴では近づけなかった。
再建は大変な苦労を伴うだろう。