上の写真とは関係ないが
アハハハ笑って肉喰って大酒飲んで、ぐっすり寝込んだら朝冷たくなっていた。
なんて「安楽亭」の店名みたいな死に方(「ピンコロリ」なんていうらしい)は万人が望むところだろうが、現実の死はさにあらず。
カネかけて、痛がって、やりたいことが許されず、おまけに呑み食い一切絶たれて、何本ものチューブで括られて、意識朦朧として、やがて衰弱死するというのが「生き過ぎた超高齢化社会」で大方の人が迎える現代の死のようだ。
われもまたおなじ運命(さだめ)か。やだな~。元気なうちに酒池肉林でぽっくり逝きたいな~。
ところで、タケシがいつかTVでいっていた。「関東大震災にも生き抜いて、戦争前に栄養たっぷりとって、戦争でも空襲でも死なず、戦後を生き抜いた高齢者(多分自分のお袋のことだと思うが)が、長生きして現代の「負担」と云われてるんだ。オレ(タケシ)たちなんか、戦後の食糧難で発育期に栄養取れなかったから、そんな超高齢者になれるはずはない。若者に負担はかけないから安心していいよ。超高齢化はいっときのことだ」なんてほんとかな。戦中派に比べるとタケシみたいな戦後生まれ派の方が大男が多い気がするが。
「あら何ともなや きのふは過て ふくと汁」芭蕉はふぐを恐れてなかなか口にしなかったらしいがが、このときは無事生還した。
しかし、享年51。若いうちから「わびさび」なんていって、年寄りぶっていたが意外に若かったんだ。死因は恐れていたふぐではなく赤痢だった。
でも幸せだった。大勢の弟子に囲まれ、病臥中に「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」なんてまた一句、人を唸らせる辞世の句を残すことが出来た。
寒いよう、寂しいようといいながら、見舞人も看取人もなく死んでいく現代の孤独死ほど恐ろしいものはない。おそらく、死んでからも恐ろしいだろう。