今日は一転して第五福竜丸。
この船をはじめて見た。想像していたよりはるかに大きな船。
全長:28.56m、幅:5.9m、高さ15m、深さ3m。そのエンジンも大きい。250馬力。速力5ノット。
どうなってんだろうね、わたしの頭。細胞核分裂。

第五福竜丸エンジン
第五福竜丸とは焼津のマグロ漁船で、1954年3月1日、マーシャル群島のビキニ環礁で行ったアメリカの水爆実験で「死の灰」を浴びて被爆した漁船。
(放射性降下物「死の灰」は、500キロ以上離れた島まで襲い多数の被爆者を出した)
実験場から100キロ離れていた第五福竜丸には何も知らされていなかったが、水爆の閃光を見て仮に危険を察知したとしても速力5ノットの第五福竜丸は、「死の灰」の降灰半径から逃れることは出来なかったろう。
(この水爆実験で放射性降下物を浴びた漁船は数百隻にのぼるとみられ、被曝者は2万人を越えるとみられている。Wikipedia)
漁船員が命を掛けて持ち帰ったマグロからは大量の放射線が検出され、これは築地市場の地下に埋設された(現在「マグロ塚」が市場内にある)。
「白い灰」(珊瑚礁を巻き上げた放射性物質のため白い灰となった。地表で実験を行えば土埃を巻き上げればヒロシマのように「黒い灰」、「黒い雨」となる)、その白い灰を浴びた船体は張り替えられ、放射能除去後、水産大学練習船となったが、20年後老朽化で江東区の夢の島に捨てられていたのが発見され、やがて東京都で保存されることになった。
ところで乗っていた船員は、帰港中にすでに放射能障害で顔がどす黒くなり、歯茎から出血するなどの症状を発生していたが、無線長久保山栄吉さんが同年9月に死去、他の乗組員も放射線障害と輸血によるC型肝炎で死去。
日本人医師団は死因を「放射能症」と発表したが、米国は現在まで「放射線が直接の原因ではない」との見解を取り続けている(Wikipedia)
水爆実験で誕生したのが映画の怪獣「ゴジラ」だが、このゴジラは実験国の中枢都市NYを襲うのではなく、東京タワーを襲うことになった。哀しい。
この事件もゴジラも風化してきた。