昨日は東京初雪。交通機関の混乱も昼過ぎには回復。
で、都写美に「出発ーー6人のアーチストによる旅」を見に。
尾仲浩二、百瀬俊哉、石川直樹、百々武、さわひらき、内藤さゆり,の6人だが、お目当ては尾仲浩二。
尾中は写真というより一人旅そのものが目的で、旅の合間にふとシャッターを押すという風情がいい。
切り取られた風景も距離感が絶妙で、写真撮るゾゥと気張って撮った写真がなく、そこになんともいえない人の世の哀愁が漂う。
毎度のことだが発色がいい。ちょっと小高い場所から遠くに目線を投げやったような視線が多い。
尾仲のひとり旅は、牧水の漂白や山頭火の苦行ではなく、なにか裸の大将山下画伯を連想させる。無為無償の旅。旅の格付けをすれば「立派級(造語だが)」だ。
6人の作家に自分の作品のコンセプトを語らせているが、尾仲は自分の旅日誌(一日の食い物日誌)の一部を紹介することでそれに代えていた。
「2月8日 新梅田できつねうどん、広島へ出てお好み焼きとビール、9日 江田島フェリー待合所でいわし天で千福カップ2本、岩国のホテルで焼き牡蠣で冷酒、 10日 ホームできつねうどん、門司港泊り トン足で老酒」
(上記は私のきょうの写真とはまったく無関係です)