並べるという行為を純粋に単純化した作品だと思った。装飾は鉛筆に張り付いたガラスのピンポン玉だけ。壁に貼り付けて並べたのは作者、貼り付けられた鉛筆は漂流する大衆、かも知れない?
陶器でホンモノを錯覚させるように作られたブーツとパン。
精巧な贋物を造るのが目的なら1個でもいいのだが、この作者も並べるということにこだわったのだろう。
どこにでもありそうな個性のない陶器の羊。ところが、それがマスとして展示されるとわーとなる。
よき羊飼いよ、導き給え。
いのち、いのちと鳩さんが24回連呼したことが話題となっている。
どうも羊飼いの能力に不安を抱かせているようだ。もちろん判定者は(個々の国民ではなく)大衆の代表たるTV知識人だが。