鬱蒼たる森に囲まれた代々木八幡神社。この地域の高台で一番いい場所を占めているが、森が暗いので光の風景と呼ぶには憚られるものになってしまった。
鶴岡八幡宮を勧請して創建したのは1212年。西暦に直すと何か意味ありげになるのが面白い。
八幡神社というのは神社なんだが、南無八幡大菩薩というように仏様でもあるところも面白い。
仏教寺院は江戸時代以来、結構移転しているが、神社は移動しない。
この高台一帯はどんどんマンション化して来たが、この神社はおそらく残るだろう。
将門の首塚がいまも大手町の一等地(1丁目)に残っているように。
銀座のお稲荷さんは豊岩稲荷のようにビルの一郭に押し込められたりしてちょっと哀れなものもあったが、なくなりはしない。
絶えず変貌する東京の中で、変わらないものは皇居と神社だけかも知れない。