金春通りはもと能の金春流の家元の屋敷があったことから名づけられたそうだが、そんなことより銀座の銭湯として金春湯がいまも営業していることの方が貴重だろう。
金春流のほうは、寛永の江戸庄図に「金春七郎」と記し、図示されているそうだが、いつのことか麹町善国寺谷(千代田区麹町三・四丁目)に移ったというから、ずっと昔の話で、むしろ金春の名は、この付近の芸者屋敷の称として残ったんだそうである。その芸者屋だっていまはないから、金春の名を残して現存するのは金春湯だけなのである。
といっても、金春通りの名も金春湯の名も営業上の思惑から出たに違いないが・・・
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金春通りの金春湯(8丁目)脇の道(花椿通り)を渡って椿屋珈琲店(7丁目)で一服。
一階は木屋といううどん屋で、二階三階が椿屋珈琲店。クラシックな珈琲店だが満席に近い状態。
左側の赤丸が現在地。
左側の赤丸が現在地。
珈琲店のテーブルの足。
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