この公園は新宿副都心計画で作られた「新宿中央公園」。
以下テキストは、この写真を見ていただく人とは直接関係のない「都市の装置論」である。だから、面倒なら以下は読んで戴けなくても結構なシロモノなのだ。
「都市公園」は都市計画法が定める「都市施設」のひとつで、都市に必須の施設とされている。
(ただし都市公園の建設管理については「都市公園法」がある)
一枚目、園路にプランターが置かれているのはバイクの運動場になるのを警戒した障害物だろうか。
それとも人通りがまれなこの園路に、テント村を出現させない対策だろうか。
「市民憩いの場」というには違和感もあるが、これが「現実的」情景なのかもしれない。
この新宿中央公園にも、林の中にはもちろん自由人のテント村はある。
滝のある広場では定期的に支援者たちによる味噌汁などの炊き出しサービスがある。
フリーマーケットも定期的に開かれている。
市民の交流性がなく、ただ散策、観賞機能だけになっている普通の公園の中では一番公園広場的な使われ方をしているのかも知れない。
二枚目はこの公園の最南西端。遊具もあって子供たちが一番多い場所。
三枚目は10号街路に面した公園の擁壁にある用途不明の扉。
用途不明で思い出したが、皇居(江戸城)の二の丸御殿跡にある石造りの半地下牢のような穴である。
二の丸御殿跡には半ドンの謂れとなった正午を知らせる大砲の台座が置かれていた場所があるが、その傍に石造りの半地下牢のような穴が並んでいて、用途不明の立て札が立っている。
立て札があるということは問い合わせが多いということだし、答えるのが憚られるということだろう。
大奥で不始末を仕出かしたお女中が折檻を受ける悲鳴が、夜な夜なひびいていたのかも知れない、などとあらぬ妄想を逞しくするのはわたしだけじゃないんだろう。