人はなぜ蝟集するのか。
溢れる孤独に耐えられないからだ。
孤独に哲理を探求する哲学者や阿闍梨には為れないからだ。
人混みは所詮赤の他人の群れとわかっているがね。
「五十六十花ならつぼみ、七十八十働き盛り、九十過ぎてお迎えきたら百まで待てと追い返せ」
こんな空元気なこと誰が言ったのか?
「人は普通、覚悟して死ぬのではなくて、茫然として、しかも慣習によって死ぬのである。
人間は大部分、死なぬわけにゆかないので死ぬのである」 ロシュフコー
人が死ぬわけはじつは単なる「慣習」なのだと喝破したこの言葉は偉大な哲理だな。
「慣習」がやって来るまで人は耐えなければならない。
おい、おい、本気か?
たまにはね、こんなことも考えてみる・・・悪いか!