アラーキー展にいった。アラーキー写真の集大成をフツーのおばさんがフツーに見ていた。「縛り」も「ペインティング」も、もはやなつかしい写真になったってわけ。
なぜ? するとダイドウもなつかしい写真になるのだろうか。そう、そのうちみんなフツーになるのだろう。そんなこととは別に、驚いたのは大判の写真がみんなインクジェットだったこと。古い傷んだネガでも綺麗に写真のようにプリントされている。もはやこれもフツーなんだろう。
アラーキーがこのイベントに合わせて、東京新聞に連載した「わが街わが友」で自ら語っている。「まずいんだよね。老大家になりかかって。でも心配しないで。今度合う時は、変わるから。バイバーイ」。期待できるだろうか。期待したい。