昨日の続き。
これが森の中にあった稲荷神社である。
規模はそう大きくはないが、いかにも稲荷社であるという風格を残している。
この稲荷を見ていると、都内に数多くある稲荷も江戸時代には、町屋の横丁の神社を別にして、村の神社はどこでも森に抱かれて神韻渺渺たる霊気に充ちていたのではないか。
何の根拠もないが、そんな稲荷社の原型を見たような感じを抱かせる。
しかもこの稲荷は地図で見ると御留め山に食い込んでいる。
というよりもとは御留め山(将軍のお狩り場)の一部ではなかったのかと思わせる。
ともかく不思議な地域だ。