やっと丸の内散歩へ。
一枚目と二枚目ははマッカーサーが占拠した第一生命と農林中金を建て直して一体化した「DNビル」。
「DN」とは多分第一と農林の頭文字だろう。
この写真は、丸の内仲通りからみているので農林中金部分。
マッカーサーの第一生命の正面構えはお堀端の日比谷通り(国道1号)からみたものがほとんどだが、裏の仲通りから見ても外構えは保存されている。
三枚目は建て直された三菱1号館敷地内の自由通路。
四枚目は行幸通り付近の「仲通り」。
ところで、丸の内のいわゆる「三菱村」の中央を日比谷通りに並行して南北に貫く「丸の内仲通り」は、三菱地所が維持管理する私道である。
大通りだから、もちろん道路交通法の適用を受け、交通信号もある。
車道としては一方通行路だが広い幅員の歩道と車道は分離されている。
しかし、その維持管理は三菱の自己負担だから、植樹もカラータイル舗装も、歩道上の彫刻設置もベンチ設置も三菱が自由にやっている。
私道だから、固定資産税の負担も免れないと思われるが、多分ビル街建設当初から、三菱は「三菱村」の中央を貫く「丸の内仲通り」(延長1.6km)だけは東京市(当時の道路管理者)の管理には任せず、シンボル道路として自分で管理したいと思ったのだろう。
「三菱村」の外郭の日比谷通りは国道だし、「仲通り」の東側の都道402号、同407号は都道である。これらの道路は、さすがに三菱村の部分だけ三菱にというわけには行かなかったのだろう。