この写真は石神井公園駅の東端にある踏み切りのある通りでの定点スナップ。
石神井公園駅などという豪邸街を抱える駅の踏み切り通りの一角にこんなレトロな町並みがあるとは正直驚きだった。
つくられたまちのイメージと現実のまちの実相のズレ、まちの構造なんて考えると面白い。
不動産屋的な意図的イメージと実際に住んでいる人たちの生活感情との微妙な揺れは、どんなまちにもあるだろう。
住み続けてきた住民の意識とは無関係に、いつのまにか「不動産資本」化した住民の土地の存在は、再開発のような動きがあると露呈してくるだろう。(ただの住宅敷地が「カネ」として計られる)
駅が鉄道立体化で高架駅に変わる工事がまもなく完成すると、この通りも変わるだろうし、それよりもっと大きな範囲で石神井公園地域のイメージもまた変わるんだろうな。